⑤ギル・モラレス、クリス・キャッチャー

ギル・モラレス、クリス・キャッチャー


買ってはならないポケットピボット

①V字型

価格が急落して鋭いV字型を描きながら高値を更新するときに現れるポケットピボットは注意する必要がある。
上に表示してあるチャートを見てみると、20日移動平均線のすぐ上まで下に窓を空けて下落し、そのわずか2日後にポケットピボットが発生して、そのまま一直線に上昇して高値を更新した。初期のベースから大きく窓を空けてブレイクアウトし、そこからすでに数週間も上昇トレンドを続けていたことを考えると、この鋭いV字の動きは怪しかった。通常、株価が上昇した分の調整をするには、もっと長い期間が必要である。
それを前提に、2つ目のポケットピボットを見てみよう。こちらは、比較的少ない出来高のまま株価が少しずつ下落した後に、10日移動平均線と20日移動平均線を上にブレイクして上昇している。1つ目のポケットピボットよりは前向きな動きである。
②ウェッジ
ポケットピボットが発生した日の株価が、10日移動平均線や50日移動平均線から上に離れすぎたところから上昇していないか、これを判断することも重要である。出来高を減らしながら価格が安値を切り上げて上昇した後に、ポケットピボットが発生することがある。本来ならば、出来高を減少させながら価格が下落している状態が好ましいが、それとは反対に、価格がジリジリと上昇しながら安値を切り上げていく。これをウェッジというがあまり良好なものとは言えない。
上に表示してあるチャートを見てみよう。株価は安値を切り上げながら上昇して、その結果、価格はすぐに下落してポケットピボットは失敗に終わっている。この銘柄が上昇の準備を整えるにはもう少し時間が必要だった。
③行き過ぎた上昇
10日移動平均線の上で現れたポケットピボットは、そのほとんどが上昇しすぎであり、買うにはリスクが高すぎる。

10日移動平均線からずっと上ではないポケットピボットはどのようなものだろうか。これはポケットピボットが発生した日の安値を見て判断する。安値が10日移動平均線の真上かすぐ下ならば適切なポケットピボットと言える。
④V字型の右側でのポケットピボット

上に表示してあるチャートを見てみよう。10日移動平均線と20日移動平均線の下まで急落し、その後、一気に2本の移動平均線を上回ったところでポケットピボットが発生した。この場合十分な調整が必要だった。一般的に50日移動平均線に触れるところまで下落することが望ましい。高値から急激に下落するときは50日移動平均線の方が支持線としてはより信頼性が高いからである。
⑤下降トレンドでのポケットピボット

マーケット全体が下降トレンドであるときに発生するようなポケットピボットは、絶対に買ってはならない。たとえ、その下降トレンドが将来、底を付けた後に上昇を始めて、結局カップ型ベースの左側だったということになっても、である。
ポケットピボットはカップの右側で現れるべきであり、一般的にはベースの1/3よりも低い場所ではなく、ベースの上半分か、あるいは少なくとも50日移動平均線の真上かそのすぐ上が理想。

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