①ギル・モラレス、クリス・キャッチャー

ギル・モラレス、クリスキャッチャー


『株式売買スクール』の著者である、ギル・モラレスとクリス・キャッチャーは、ウィリアム・J・オニールの下で投資を学び、10000%以上の成績をたたき出して成功を収めた。二人はウィリアム・J・オニールの投資手法として有名なCAN-SLIMを土台として、さらに「ポケットピボット」などの自分なりの応用をきかせた投資手法などを紹介している。約500ページとある本書『株式売買スクール』は読破するのに並みの投資家なら時間がかかるため、以下に重要な点を要約した。しかし、重要な点は他にもあるため、時間があれば是非とも自分の手に取って『株式売買スクール』を読んでいただきたい。


ITバブルからの学び

ギル・モラレスとクリス・キャッチャーは、1999年に大きな成績を収めている。それもITバブルだ。しかし、大きな利益を上げたネット関連銘柄は、収益ゼロに近かった。株の潜在能力を測るにあたって収益は最も重要な要素の一つである。そこで二人は、収益ゼロの銘柄の実力を測るのに、売上増加率が役に立つことに気が付いた。つまり、収益増加率より売上増加率の方が株価上昇の原動力になっている。そして、そのファンダメンタルズ面を理解することが有効であると同時に、ウォール街がその銘柄に対してどのような印象を持っているかを知ることができれば、投資信託やヘッジファンドや年金基金などの価格上昇に繋がる機関投資家の資金の流れを理解することができる。しかしながら、マーケットに合わせながら細かい調整が必要である。
リチャード・ワイコフはこう言っている。「機関投資家による保有や自社株買い、共同出資、あるいは大衆などが、ある特定の銘柄や業界に集中しているかどうかを知ることが重要である。複数の機関投資家が買いポジションを持っているのは、近い将来に株式市場の状況に目立った変化が起こると予想しているからである。また自社株を買っているのは、その企業の経営状況が何かしら改善する見込みがあるからである。共同出資が行われるというのは、通常はある特定の銘柄あるいは複数の銘柄について、一般にはまだ知られていない情報が前向きな影響を与えているからである。」


Uパターン

ここで一つチャートパターンを紹介しよう。

まれなチャートパターンで、最強の大化け株に見られる現象である。このような銘柄はあまりにもすごい勢いで上昇するので、カップウィズハンドルのハンドルを形成する余裕もない。ベースの長さも4週間かそれ以下のことがよくある。クリス・キャッチャーの経験上、大化け株は大きく上昇する前に一瞬息をつくかのように10日移動平均線まで押して、そこから再び上昇することが多い
ちなみに、ギル・モラレスはこれをIPOのUパターンと呼んでおり、ウィリアム・J・オニールはカップと呼んでいる。


オラクルのベースの上のベース

ギル・モラレスの最良の取引パターンの例がオラクルだ。

オラクルがベース(カップウィズハンドル)を上方にブレイクした後に、6週間にかけて別のベース(ベースの上のベース)を形成した。これはただ単に、マーケット全体が上昇基調になっていなかっただけである要因が大きい。

大商いとベースの上のベースという強い上昇パターンが10週(50日)移動平均線に沿って形成されることはとても前向きな材料である。

足の上にある黒い三角形は、株価が過去15日間中12日以上で上昇して引けたことを示している。最初の深い押しともみ合いに入る前に、この三角形が12日間連続で現れたことに注目してほしい。株価が15日中12日も連続して引けるということは、非常に強い上昇の力が働いている。こういう時は、ベースからブレイクアウトして急上昇した後に揉み合いに入っても、再び高値を更新してブレイクアウトする可能性があるので、これらの動きをよく見守る必要がある。
またこの例は、ギル・モラレスのピボットポイントから3週間以内に株価が20%以上も上昇したら最低でもその銘柄は8週間保有し続けるというルールにも基づいている。


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