④ウィリアム・J・オニール

ウィリアム・J・オニール

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Market Direction-株式市場の動向(見極め方)

マーケットの状況を常に把握し、うまく上昇の波にのり、暴落による大損害を防ぐ必要がある。マーケットの下落の予兆は、指数で、前日の出来高より増加したのに株価は0.2%以上下落したのであれば売り抜け日として換算し(上髭も要注意)、天井直前での大量の売り(売り抜け日)は、通常なら4~5週間で3~5日起こる。また、株価が下落した翌日の弱々しい反発のサインとして、株価が3日目、4日目、5日目と上昇するのに出来高は前日よりも少なかったり、指数の上げ幅が前日よりも少なかったり、指数が前付けた高値から直近の安値の値幅の半分も回復していない場合はポジションを手仕舞うことを考えよう。
強気相場の最初の1~2年は平均株価に中期的な下落が数回起こる。これは数か月ほど続き、平均株価は8%から、時には12~15%ほど下落する。最低2年経過すると、平均株価が伸び悩んでいるのに出来高が増える日が現れ、これが弱気相場の暗示となる。共益事業、タバコ、食品、石鹸など比較的安定しているディフェンシブ銘柄は強気相場が2年ほど続いた後に強さを示すことがよくあり、これも弱気相場が迫っていることの暗示である。注意の目安として、新高値一覧が好感度の高い銘柄やディフェンシブ銘柄が多いことなど。ボロ株や停滞株が浮上し始めるのも下落の予兆である。最高の銘柄でも先導できなかったものを、最悪の銘柄が長期間先導し続けることなどできるわけがない。また、弱気相場が終わるのは、金利が下げられた時が多い。公定歩合やフェデラルファンド金利なども注視しておくといいだろう。


売り要件(クライマックストップ)

株価の天井はしばしばクライマックストップをつけることがよくある。つまり売りのサインだ。大物主導株では5つに4つはクライマックストップをつける。クライマックストップとは、以前の上昇を早め1~2週間急上昇を見せる。さらに、上に窓を開けて寄り付くイグゾースションギャップで上昇を終える。詳しい売り要件を以下のまとめる。
①1日の上昇幅が最大
適切なベースからブレイクアウトしたピボットポイントから株価が何か月もかけて大きく上昇した後に、上昇を始めた日から最大の上昇をして引けたら注意が必要である。なぜなら大体が天井のサインであるからだ。
②1日の出来高が最大
株価が上昇を始めた日から出来高が最大になる日が天井となることがある。
③イグゾースションギャップ
急速に株価を上昇させながら何か月も前の最初のベースから大きく離れ(通常は最初のベースと二番目のベースを抜けて最低18週間以上、3番目のベースだと12週間以上)、さらに上に窓を開けて寄り付いたら天井が近い
④クライマックストップの動向
株価の上昇が急になり、週足チャートで急速な株価の上昇が2~3週間見られたり、あるいは日足チャートで7~8日連続の上昇か、10日中8日で急速な株価の上昇が見られるようなら売りのサインである。まれにクライマックストップの近くで株価が前週の安値から高値へと大きな値幅を繰り返すように辿って、多い出来高はそのままに、ほんの少しだけ上昇して引けることがある。これをレールロードトラックという。


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今回参考にした本はこちらです

オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)

内容紹介

ベストセラー『マーケットの魔術師』(パンローリング)で紹介されたアメリカ屈指の投資家であるウィリアム・J・オニールがやさしく解説した大化け銘柄発掘法!

オニールの相場師養成講座―成功投資家を最も多く生んできた方法 (ウィザード・ブックシリーズ)

内容紹介

全米でのベストセラー『オニールの成長株発掘法』の著者で、“マーケットウィザード”のオニール本書は、自立した投資家たちがどうすれば市場に逆らわず、市場に沿って行動し、感情・恐怖・強欲心に従うのではなく、地に足の着いた経験に裏付けられたルールに従って利益を増やすことができるかを説明する。

オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)

内容紹介

売る方法を知らずして、買うべからず 売りの極意を教えます! 「マーケットの魔術師」オニールが空売りの奥義を明かす 株式市場以外であれば、物事には常に2つの側面がある。しかし、株式市場では1つの側面しかない。つまり、正しい側にいなければ、儲けることはできないのである。

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