②ウィリアム・J・オニール

ウィリアム・J・オニール

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Newer Companiesー新興企業、New Products-新製品、New Management-新経営陣

株価が驚くような上昇を見せるには、何らかの新しいものが必要である。大ヒットとなり収益増加率をこれまで以上に加速的に伸ばす原動力となるような、重要な新製品や新サービスかもしれない。あるいは、新しい活力や新アイデアをもたらしてくれたり、少なくとも全てを一掃して綺麗にしてくれる新しい経営陣かもしれない。業界に需要の拡大、価格上昇、改革的技術の開発などの変化が訪れることも、同じ業界内の株価に好ましい影響を与えることがある。


New Highs Off Properly Formed Bases-正しいベースを抜けて新高値

株価のベース(地固め)形成期間は、通常7~8週間から長い時で15ヶ月ほど続く。ベースの形成している時期には、出来高が週間平均出来高よりも多い週に注目する。このうち、株価が上昇して引けた週の方が、株価が下落して引けた週よりも多ければ、好材料とみれる。買いの絶好のタイミングは、強気相場で株価がベースから上へブレイクアウトし始めたときである。ブレイクアウトして買いポイントから株価がすでに5~10%上昇してしまうともう買うのは遅すぎる。正しいタイミングで買えば、そこから株価が8%下落することはほとんどない。もし8%下落することがあれば、銘柄の選択を誤ったか、市場全体の下落の始まりを示している。また、3回目や4回目のベースからブレイクして新高値を付けたら売りのサインである。


Supply and Demand-株式の需要と供給(重要ポイントで株式需要が高いこと)

公開市場で長期間かけて継続的に自社株買いをしている企業は見込みのある企業と判断できる。なぜなら、企業が今後の売上や収益の改善を見込んでいることの暗示であり、流通する株式数を減らすことにより、企業の純利益は減った株式数で分け合うことになるため、EPSも増加する。自社株を10%保有していれば相当な量だ。ただし、収益増加が伴っていない企業は期待できない。
また、経営陣の保有している株式の割合が大きいと、自らの利害につながるため、企業としての株価上昇に対する努力が期待できる。継続的が保有する株式数の相場は大企業で1~3%、中小企業だとそれ以上である。
株式分割にも注目したい。株価が1、2年ほど順調に上昇していた企業が、強気相場の終盤や弱気相場の初期段階に度を越えた株式分割を行うのはあまり賢いとはいえない。1、2年以内に2回目の株式分割となるとさらに売り手を増やす危険がある。こういった企業は、株価を引きさげればより多くの買い手が注目してくれるだろうと考えている。もし株式分割がなされるのであれば、1対2、2対3が望ましく、1対3、1対5などの過度の株式分割は供給量が一気に増えるため、値動きの重い大資本の企業状態を本来よりも早く招く結果になりかねない。


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今回参考にした本はこちらです

オニールの成長株発掘法 【第4版】 (ウィザードブックシリーズ)

内容紹介

ベストセラー『マーケットの魔術師』(パンローリング)で紹介されたアメリカ屈指の投資家であるウィリアム・J・オニールがやさしく解説した大化け銘柄発掘法!

オニールの相場師養成講座―成功投資家を最も多く生んできた方法 (ウィザード・ブックシリーズ)

内容紹介

全米でのベストセラー『オニールの成長株発掘法』の著者で、“マーケットウィザード”のオニール本書は、自立した投資家たちがどうすれば市場に逆らわず、市場に沿って行動し、感情・恐怖・強欲心に従うのではなく、地に足の着いた経験に裏付けられたルールに従って利益を増やすことができるかを説明する。

オニールの空売り練習帖 (ウィザードブックシリーズ)

内容紹介

売る方法を知らずして、買うべからず 売りの極意を教えます! 「マーケットの魔術師」オニールが空売りの奥義を明かす 株式市場以外であれば、物事には常に2つの側面がある。しかし、株式市場では1つの側面しかない。つまり、正しい側にいなければ、儲けることはできないのである。

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